無気力脱出日記

ギターと読書が趣味

ですます調 vs だである調について真剣に考えてみた

新年明けましておめでとうございます!

2020年は多くの方にとって波乱万丈の年だったと思いますが、

家から出ずに何かに専念する時間があるという状況を、皆さんはどのようにして過ごしましたか?

私は暇だったのをいいことに(?)年末に突然ブログをはじめてみましたが、案外やってみるといろいろ考えること多いですねブログって。

「別に書きたいこと書けばよくね?」というのは確かにその通りなんですが、内容や読者がどうであれ読んでて普通に面白い文章を書くのって意外とコツがいるというのが最近の発見であり、悩みでもあります。

その辺の話を全部書いてたらキリがないので、今回はですます調とだである調、どっちがどういうケースに向いているのかにテーマを絞りながら、自分の中で整理する目的も兼ねて、この記事を書いています。

 

 

ですます調、だである調って何

ですます調は語尾が「~です。」で終わる文体のことを指します。実は僕自身、この言い方は今回この記事を書くときに初めて知りました。

ちなみに正式には敬体と呼ぶそうです。

この文体はより丁寧で謙虚に見えるので、ビジネスや公式ホームページなどのフォーマルな用途はもちろん、その他ネット上の多くの文章はこの形式で書かれていると思います。

一方のだである調は「~である。」で終わる文体のことです。正式名称は常体

こちらは本や新聞など、比較的内容が高度なメディアで使われているのをよく見かけます。小説や詩もだである調であることが多いですね。

また洋書の翻訳は、児童書でなければ大抵だである調です。ネット上では、書評ブログやアーティストの文章など、普段から本に親和性がある人ほど使っているという印象があります。

ちなみに、両者ともに少し幅があり、例えば語り掛けるような親しみやすいだである調もあります(「~だよね。」や「~かな。」など)。曲の歌詞はこれに該当しますね。話し言葉を少し混ぜるとカジュアルで読みやすい文章になる傾向は敬体も常体も同じです。

では、両者がどういう風に使い分けられる傾向があるか、自分なりに考えてみようと思います。

それぞれの特徴

ですます調

なんといってもですます調は丁寧なので、万人向け、親しみやすいという特徴があります。

また相手に共感するようなスタンスの文を書きやすいです。公式ホームページや公式SNSはもちろん、ブログでもよく見かける文体です。

この記事を書くにあたって私もブログにはどちらが向いているか調べてみたのですが、

”特別な理由がない限りはですます調にするべき、だである調はデメリットが多い”

と言い切っている記事もあったほどです。

確かに、だである調は読み手も書き手も選び、使いこなす難易度が高い印象はあります(この辺の話は後述)。

それに比べてですます調は、とりあえず使い方さえ守れば誰でもある程度以上のクオリティの文章が書けるので、初心者のうちはまず、ですます調で文章を書くことになれた方がいいかもしれません。

また、伝えたいことがあったり相手を説得したい、もしくは相手に共感するようなニュアンスを出したい場合など、読み手を意識した文章では使うメリットが大きい文体だと思います。ただし、内容次第ではかえって不自然な印象を与えることもあるので、万能というわけではなさそうです(この話も後述)。

だである調

一方のだである調ですが、内容が高度であることをほのめかすことができるというメリットがあります。難しい文章は大抵だである調です。

ですます調は人に対して語りかける文体なのに対して、だである調は客観的事実を記述するのに向いており、より内容が事実に即しているという印象を与えます。だである調は説得力がある、とよく言われますが、その大きな理由の一つではないかと思います。なので内容の正確さを重視する専門書や論文は、ほとんどだである調です。

読み手からすると、読み手側に対する意識がですます調より薄く感じるという特徴があり、よく言えば内省的、悪く言うと閉鎖的非共感的に感じることが多いです。また内容が高度でない場合、中身のなさが露呈しやすいので、総じて玄人向きの文体だと思います。

使う上でのメリット、デメリット

すでに双方のメリットデメリットに関して軽く触れはしたものの、もう少し具体的に深堀りしていきたいと思います。

ですます調のメリット

 上述の通り、丁寧、万人受け、親しみやすい、読み手を意識できているなどがメリット。

あとは、身もふたもない言い方ですが文章好き以外の文化圏ではですます調がスタンダードなので、発信内容が読書好きや、エモい文章を求めてる層にフィットしていないならですます調が無難な気はします。

というのも、だである調ってやっぱり威圧的に見えがちだと思うんですよね。本好きならだである調に慣れ親しんでおり、メリット(後述)が認識できているのでそんなに意識せずとも読めるんですが、普段だである調に親しんでいない層からするとだである調=評論家気取り or 自分語り好きそう、みたいな偏見を持たれるリスクは残念ながらあると思います。

ですます調のデメリット

ここまでですます調推しの文章が続きましたが、ですます調にも結構デメリットはあります。

あえて一言でまとめるなら制約が多いです。おおよそ次のような理由によります。

  • 語尾の種類が少ない:日常会話でも敬語は正しく使うのが紛らわしく感じる人が多いはずですが、それは文章の書き手にとっても同じで、語尾の形式をいちいち考えるのは結構面倒
  • かえって胡散臭くなる:敬語はどうしても建前を書くのに向いているので、本音が見えづらく、筆者が守りの姿勢に入っているように見えることがある
  • ネガティブなことを書きづらい:ですます調は無難な内容を書くにはうってつけな反面、逆にネガティブなことを書くと一気にダメな感じになる(語彙力)

他にも堅苦しい、冗長になりやすい、説得の圧が強くなりすぎることがある情報商材とかビジネス系にありがち)、逆に卑屈な感じに見える時がある(これは逆に個人でブログやってる控え目な人によくある印象)

…などなど、結局内容との相性次第では、特性が裏目に出かねないのは注意しないといけないところです。

特に根っから控えめな人はですます調だとかえって卑屈に見える場合があるので、だである調の方がかえって内省的で謙虚に見える、というのは興味深いと個人的には思います。

note.com

この記事の筆者は(この記事の印象だけですが)本当に控えめな方という印象があり、だである調の内省的な特徴がうまく生きていると感じました。

だである調のメリット

だである調は玄人向けと書きましたが、逆に言うと文章に馴染みのある人にとっては強力な武器にもなり得ると思います。

  • 本当に文章がうまい人が書くと説得力が出る
  • 文化圏によっては(主に読書家のコミュニティですが)ですます調だとかえって舐められる空気感がある
  • 詩や小説、身の上ばなし系の文章はですます調だと「誰に喋ってるんだ…」という印象になってしまいかねない
  • 語尾が言い切りやすく書くのが簡単なので、自信が感じられる文章になる

ざっとこんな感じでしょうか。総じて自分の文章力にある程度自信があったり、高度な内容を扱う場合はだである調に挑戦してみてもいいかもしれません。

逆に、文章の内容を高度に見せるためのハッタリとして使うという手もなくはないですが、これをやって上手くいったケースをあまり見たことがないのでオススメはしません(都市伝説とか陰謀論系のトピックなら面白いかも…)。

ちなみにこれは書き手の印象ですが、語尾をいちいち考えずに言い切れるので圧倒的に書きやすいです。

ぶっちゃけここまで敬語で書き通すのに既に結構疲れました。もはや挫折しないためだけにだである調にする選択肢すら少し考え始めているので、おそらく私にはあまり向いてない

だである調のデメリット

文章力がなければ舐めらるし、あっても上から目線に感じやすいので、圧倒的に文章力もしくは中身があるか、

そもそも批判的な内容を扱う場合以外はあまり使わない方がいいような気はします。

ブログを書くという立場で考えた場合、書評や批評、社会問題について扱う文章ならですます調は使いづらいでしょうし、自然とだである調になっていくと思います。

また、内省的に見える特徴を生かして自分語り系の文章をだである調で書くのは一つのテクニックと言えます。

実際noteやTwitterでそういうケースをよく見かけるのですが、内省的な文章を読み手に面白く読ませるのはかなり難しく、

内容が重すぎて読み手が文章の温度感についていけない、

本人にとっては深刻でも読み手にはそれがわからない、

いわゆる読み手が置いてきぼり状態になりやすい気がします。まあ、書き手と似たような境遇の読み手をグイグイ引き込んでいくという手法としては良いかもしれません。

 結論

まとめると、

  • ですます調→想定読者像がはっきりしている、人に何かを伝える内容の文章
  • だである調→学問的、客観的、もしくは内省的な内容の文章

に選ぶのが良いのではないか、というのが私なりの結論です。どちらが良いかと言うよりも、そもそも自分がどういう文章を書きたいかによって自然と決まってくるのが文体の特徴かもしれない、とこの記事を書きながら思いました。

結局、ブログは人が書いて人が読むので、読み手との距離感を考えながら内容に合った文体を使うのがベストという、ありきたりながら妥当な結論に落ち着きましたね。

このブログでの運用としては、読書や自分語り系の記事はカジュアルなだである調、誰でも読み得る普遍的な内容や音楽などのトピックに関してはですます調でしばらく様子を見ようと思います。ただ前述した通り、ですます調って結構書いてて疲れるのでそのうち文体変わるかもしれません。しばらくは方向性を模索する時期が続きそうです。

余談

ちなみに、この記事を書くにあたってひとつ、個人的に興味深い記事を発見しました。

velvettino.net

 

このブログを見るとわかるんですが、だである調なのにあまり威圧的な感じがしないんですよね。

なぜそう見えるのか少し考えていたのですが、

  • プロローグでですます調を使うことでソフトな演出を済ませてある
  • 内容が共感的で、威圧的じゃない
  • ブログのデザイン自体がカラフルで読みやすい演出になっている

あたりの理由だと思いました。デザインの影響って結構大きいんですねこうして見ると。

内容は一旦さておき、デザイン面で当ブログのサービス元、はてブロについて考えてみると、

  • 真っ白なキャンバスのような、内省的で荘厳な雰囲気のデザイン
  • ユーザー層がそもそも意識高い
  • このブログ、現時点(2021/1/6)ではデザイン全く変更してない

という、さっきのサービスとは真逆なような…

 

 

はてなブログ、お前だったのか、どことなく威圧的だったのは…

 

 

年末なので本を全部Notionでデータベース化したら捗った話

早いものでもう年末。

夜に外を走る新聞配達のバイクの音が、年の瀬を感じさせる季節になりました。

年末といえば大掃除、しかもコロナで外に出れず暇なご時世ということもあり、ここ一ヶ月ほど大掃除にとどまらず、生活全般の整理を進めているんですが、

その中で最近、特にやってよかったと思ったのが本のデータベース化

具体的に言うと、

・いらない本は売る

・そうじゃない本はカテゴリ・進捗ごとに整理する

という作業をやってみたのですが、これが思いのほかすごく発見が多くてよかったので今日はその話。

ツールとしてNotionという、最近流行りの知的生産ツールを使ってみることにしました。

 

 

 Notionって何?

ざっくり言うと表示方法をめっちゃいじれるメモアプリです。ノーションと読みます。

Evernoteから移行する人が多いみたいですね。

メモ帳といえば、iPhoneとかスマホのローカルに保存してる人が多いと思いますが、

ローカルだとデータ消えた時面倒だし、他の端末と共有もできませんし、

本当に買い物メモ程度に使ってる人が多いんじゃないでしょうか。

 

Notionはクラウドサービスなので、アカウントを作ってログインすれば、スマホで書いたNotion上のメモをあらゆる端末で見ることができます。

しかも、表示方法をリストにしたりカレンダーにしたりできるので、実質的にはカレンダーやほしい物リストとして使うことができます

凝った人だとホームページみたいにちゃんとデザインして(メモなのにブログみたいにヘッダーとか設定できる)おしゃれに使う人もいます。

 

見てもらったほうが早いと思うので 以下スクショ。

 

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こんな感じ

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これは料理のレシピ管理画面。ヘッダーやサムネイルも表示できる

 なんかすごそうと思うなかれ、項目の一つ一つは単なるメモ(ドキュメントと言った方が正確かも)で、やっていることはと言えば表示方法をおしゃれにしているだけです。やってることは意外にシンプル。

単なるメモと言っても、URLとかTagとかいろんな項目があらかじめ用意されており、URLを入力すると下のレシピ管理画面では料理のサムネ写真が表示されてます。

Tagにはカテゴリーを入力すればあとからTagごとに絞り込みもできるし、Dateに日付を入れて表示方法をカレンダー形式にすれば予定表に様変わり、というわけです。

ちなみにNotionで用意されたメモ、さっきからメモって勝手に呼んでますが正式にはページといいます。

上の例で言えば本棚、ずらりと並ぶ本のタイトル、レシピ、親子丼、それぞれ全部ページです。

めっちゃ雑な言い方ですが、メモの中にいろいろ埋め込めて表示方法をスマートにするだけでこれだけ印象が変わって使いやすくなる、と考えれば意外にシンプルなツールだと思います。

 

こうやって一つのアプリで生活の管理全般できるのは、実際めちゃくちゃ便利です。

より具体的な活用方法は「Notion」で調べればYouTubeとかnoteにたくさん上がってるのでそちらを参照してもらうとして(当ページ最後にリンク貼っておきます)、

僕はこのNotionに持ってる本の情報を全部ぶち込んでデータベース化しよう、と思い立ち、部屋中の本の情報をひたすら打ち込むことをここ一週間ほどやっていた、というわけです。

自分なりの本管理方法

さっきのスクショをもう一度。

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Tagが全部英語名で読みづらくて申し訳ない…英語の勉強が趣味で英語に慣れたいのだ…

※タグが全部英語名なのは管理人の趣味です。日本語タグ作れます。

僕なりの管理方法として、

  • 本のタイトル
  • ジャンル
  • 紙かキンドルか(付属CDはあるか)
  • どこまで読んだか
  • 著者(有名もしくは興味ある人のみ)
  • 読むのは楽か大変か

あたりをタグに設定して管理することにしました。 

工夫した点

本の進捗状況のカテゴライズを割と細かめに設定したことと、

本を読む難易度をあらかじめ項目として設定した、あたりでしょうか。

 

本の管理をやるだけなら読書メーターとか優秀なアプリが実は結構あるんですが、自分が知る限りどれも

読んだ本、読んでる本、読みたい本、積ん読

の四つしか選べません。

が、実際読んでみるとつまんなくて途中で読むのやめた本が割とある。

これを別枠で扱いたいと思い「読むのをやめた本」というタグ(Stoppedという緑色のやつがそれ)を作りました。ブックオフ行きが最も近い本たちですね。

まあ将来読み返す可能性考えると躊躇してしまうのでこの冊数なわけですが…

あと英単語帳とか楽譜みたいに、そもそも通読するもんじゃなくね?みたいな本は「Dictionary」というタグでまとめることに。

(未読だとしてもこれで誤魔化せるのは内緒)

 

あとは難易度。

右のほうにあるLight、Mediumってやつです(いちいち英語で申し訳ない)。これはどう活用するのかというと、

読むのが簡単な積ん読本を探してスキマ時間に電車とかで読み切ってしまおう、みたいなことがしやすくなります。

進捗状況も管理してるので、

読んでる途中 and 読むのが簡単

 で調べれば微妙に読み終わってない本をリスト化して表示できたりします。もちろんこのジャンルで、という指定もできます。

これをやるようになってから積ん読本の消化が捗る捗る。もしNotionで本の管理するならオススメの管理方法です。

やってみて感じたメリット

やはり見える化は最強ですね。なぜ今までやってこなかったのか。

本を読む習慣がある人にとって、自宅にある本の冊数とか数えてみないとまあわからない。自分がこの作業をやる前の認識は、

「すげぇ本あるな、でも全然読めてないな、やべぇな…」

という感じだったのが、データベースにすることで未読、既読の本を数えることが可能になりました。

ちなみに、進捗状況別の集計結果は以下の通り(面倒なんでスクショは貼りません)。

 

既読: 180

途中: 120

未読: 204

読むのをやめた本: 52

その他(学習系): 38

603

 

未読が一番多いじゃねぇか!と突っ込みたくなるところですが、個人的にはむしろ既読の多さにびっくりしました。

本買っても全然読まない人だと思ってたので、全く読んでない本が8割くらいでは…?とぼんやり思ってたら全然そんなことはなかった。

個人的には、救われたというと大げさですが本棚を見た時の威圧感がだいぶ減って肩の荷が下りたような気持になりました。少なくとも家にある本の3分の1程度は読破できてるのは結構な自信に。

まあでも3分の1の本は中身見てすらいないんだけどな。そう考えると未読の本めっちゃ多いわ。年末年始休みにせめて、プロローグだけでも目を通す本を増やしてみるか…

 

次に紙 vs Kindle

 

紙: 420

Kindle: 185

 

紙の本の数がが倍以上と考えると紙の方が多いですが、逆に紙の本の半分近くに相当する冊数のkindle本があることにびっくりする結果に…そんなにあったのか。

現在、紙の本のうち古本に出した分を除くと在庫(?)は400冊。すなわちこれが今自分の部屋にある本の冊数なのですが、これの約半分の量の本がスマホに入ってると思うとテクノロジーの凄さを感じます。

紙の本は少量でも結構スペースを圧迫するので、サクッと読めそうな本に関してはしばらくKindle主体にしようと思います。

 

他にもこうしてデータ化するメリットは結構たくさんあり、例えば紙の本とkindleの既読、未読率とかもわかったりします。

言い忘れてたんですがNotionのデータベースはソートもかけられるので、

本の形式が紙 and 既読

みたいな2重検索もできるわけです。

結果自分の場合、紙の本の既読が99に対してkindleが83という結果に。

紙の本のトータル冊数を考えると、つまり紙の本は4分の1も読めていないということが判明。なるほど、本棚から来る未読圧の強さが少し理解できた気がします。

なぜこんなことになったのか考えてみたのですが、自分の場合の主な理由としては

  • そもそも紙の本は専門書が多くて読破難易度が高い
  • 逆にkindleはページ数少ない本をスマホでサクッと消化できる
  • 本当に読みたい本は我慢できずにkindleで衝動買いすることが多い(ネットが繋がる場所ならどこでもすぐ読めるのはkindleの大きなメリット)
  • 逆に紙の本は汚れるのが嫌で家でしか読まない

といったところでしょうか。

紙の本は試し読みできるので財布のひもが固くなる傾向もありそうです。

あとはジャンル別に冊数や読破数がわかるのもいいですね。自分が今までどの分野を頑張ってきたかがある程度数値化できるといっても良いと思います。

結構買ってる割に全然読んでないジャンルとかあるんですよね。そういう本は多分、その分野に対するあこがれや期待を含んだ判断で買っているような気がします。その分野の本を買う場合、本当に中身に熱中できるか、面白そうかを買うときに慎重に考えるのが大事かもしれない、みたいなことを考えていました。

 

いやデータ化しただけでこれだけのことがわかるのはすごい。本に対する向き合い方への影響はかなりでかいです。

kindle本は古本として売れないし立ち読みできないから、とあんまり活用してなかったんですがこれからは見直してもいいかもしれない。YouTubeとかスマホゲー飽きた勢いで開いて読めるし、スマホ中毒気味の現代人が本読むのにはハードルが低くて向いているのかもしれません。

読書管理アプリ使えばよくね?問題

中盤でも少し触れましたが、読書管理自体は読書管理専門のアプリというのが結構あります。

一番有名なのはおそらく読書メーター。本好きなら結構な確率で使ってるような気がします、よく名前聞くので。

僕自身読書メーターは使ってみたんですが、以下にNotionでの自己管理と比べてどんなメリットデメリットがあるか自分なりにまとめてみました。

読書メーターを使うメリット

  • 本の登録が簡単。バーコード読み取るだけ
  • しかも著者、Amazonへのリンク、出版者等の基本情報は自動で入力される
  • 本の表紙が自動で表示される
  • 読んだ日にちや読書時間などを細かく管理できる
  • SNS機能があり、他の読者の感想を見られる
  • Notionは英語のみで日本語非対応(2021年中に日本語対応するそうです)

パッと思いつくのはこんなところでしょうか。総じて文字入力の手間が一切いらないのは強みだと感じます。

地味に結構大きいのが表紙が自動で出てくる点。わざわざタイトルの文字を追わなくても、表紙でほしい本を探せるのは実際やってみると楽です。

あとどんなマイナーな本でも表紙が絶対出てくるのは偉いなと思いました。iTunesとかアートワーク全然出てこなくて穴だらけになりますもんね。あれをこのアプリ内ではどういう技術で克服してるのか、結構気になります。

 一方Notionに軍配が上がる点も多々あると思ったので以下にまとめてみました。

読書メーターのデメリット

  • 読書管理に特化したアプリなので管理を習慣化できないと存在自体忘れる
  • アプリの操作方法は覚えないといけない。Notionの場合各項目の設定を自分でいじれるので覚えやすい
  • 表紙が表示される代わりに一気に多くのタイトルを参照しにくい
  • バーコード登録の際、本を一冊ずつ手に取るのが地味に手間
  • SNS機能がうっとうしいという意見も…
  • 読書管理アプリ自体の選択肢が割とあるので選ぶのがめんどい(移行機能とかも調べた感じなさそう)

最初に関しては元も子もないと思うかもしれませんが、Notionの強みはレシピとかスケジュールみたいな他の機能も同じアプリの中で完結できる点。

なので習慣化してしまえば、いろんなことが一気にできるようになって非常に便利ですし、あとになってカレンダーと紐付けできたりと、アプリ内で融通が効くというメリットもあります。

一方、読書メーターあくまでSNS(?)なので、ホーム画面がタイムラインになっていたり、意外と本の管理に特化していないのが特徴。それがウリでもあるんでしょうが、小説とか売れてる本ばかりランクインしたり表示されたりするのがうっとうしくてやめた、という意見もネットでは散見されました。

個人的にはSNS機能別にあってもよくない?派なのですが(Amazonのレビューより感想が真っ当な傾向があって僕は好きです。あとレビューの数も多い気がする)、その代わりバーコード登録があまり便利に感じませんでした。

タイトル文字ベタ打ちなら、背表紙だけ写真にとって、それを見ながらパソコンで作業できるんですが、

バーコード登録のために本棚の奥をガサゴソやるのは意外と面倒だった…まあそういう使い方は多分想定してないんだと思います。良い子の皆さんは買ってすぐ登録しましょう

まあ、そこまでたくさん本買わない、資格試験の勉強をするのに細かく勉強時間も管理したいという目的なら読書メーターの方がいいかもしれません。細かくいろいろな管理はしやすいしその手間もあまりかからない印象です。

 

ちなみに読書管理アプリ自体はほかにもいくつか試したのですが、

SNS機能がなくてデザインがシンプルな代わりに、本一冊登録するたびに広告が出るやつとか一長一短な印象が否めない。まあ自分がハマらなかったのはバーコード登録が面倒ってだけの理由なので、そこにむしろ利便性を感じるならいいかもしれません。

まとめ

まだまだ書きたいことはたくさんありますが、今回はいったんこの辺で。

猫も杓子もいろんなところで「見える化しろ!!」と言っている理由がよくわかりました。これやるだけでいろんなことがわかりますね。今年やってよかったことNo.1かもしれません。いい1年の締めくくりができました。

読書家の方で年100冊読んだとか、家に1000冊本があるという方をたまに見かけますが、彼らがどれだけすごいか身に沁みてよくわかりました。400冊ですら結構部屋を圧迫するのに、彼らはいったいどうやって本を管理しているのか…

この記事で扱ってる本は、自分の読書歴のうち主に10年分。ちゃんと自分で本を買ってある程度の量を読むようになったのがそれくらい前なんですが、本当に読書が好きな人に比べたら自分は全然本読んでないな、と思ったりもしました。

でも本に対してコントロール感を持てたので、これからはもう少しハイペースで読書できるようになれる気がしています。読書に対する考え方を変えるきっかけになりました。

 

Notionそのものの活用法は、需要があればまた記事にするかもしれないし、しないかもしれません。平岡雄太さんという方の以下の動画はわかりやすくてとても参考になりましたので、気になる方は是非チェックしてみてください。

 


Notionの使い方徹底解説!Notionの魅力と基本的な使い方を解説【前編】

 

 

徹夜してしまったので

初投稿。

そしてこの記事を書いている理由も、なんならブログ開設した理由もただ一つ。

 

 

 

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夜中の2時半の出来事である。

 

この記事を書いている現在は正午だが、

昨晩、一睡もしていない。

無理もない。起きたのが夜なのだから。

 

じゃあ朝寝ろよ、という声が聞こえる。

だがそうはいかない。朝寝てしまったらまた目覚めるのは夜になる。

永遠に生活リズムが元に戻ることはないのだ。

 

 

という事情で徹夜中なのですが、

コロナで外出するわけにもいかず、なんなら外雨だし、

かといって家にいたら確実に寝るし、

ましてやらなきゃいけないことをできるような状態には程遠いので、

せめて寝落ちしないようにこうして文章を書くことにしました。めでたしめでたし(?)

 

正直人に見せる目的で開設したわけではないので公開しようか迷ったんですが、

友達の間で話題性があって面白いので公開することにしました。

その方が人様に見せても恥ずかしくない文章を書く訓練にもなりそうだし。

 

あと現代(主語デカめ)はLINEとかTwitterとか考えずにぽんぽん短文を投稿できるサービスが主流で、長文をながらく書いていないので、

日々の生活で単語の使い方が適当になってしまいがちな私の癖を直したくて、推敲の訓練も兼ねようと思っています。

まあ文章を書くハードルは下げるに越したことはない。どこに行っても必ず使うスキルですから。

 

 

ここまで書いた現在、いい感じに目が覚めてきた。

そして、ただの暇つぶしが600文字という文章として残り、誰かに読まれる。

なんと素晴らしいことか。

全然中身ない投稿なのになぜか何かを生み出しているような気分も味わえて最高だなこれは。

 

とはいえこれ以上まともな活動はできそうにないので、今日はこれから近所にくら寿司食べに行って美容院予約しようと思います。

頭が働かなくてなんもできない日は、タスクの消化をするのが一番だと今気づいた。やっぱり始めてよかったかもしれない、ブログ。