最近ずっと家にいるので、断捨離がてら細かいものをメルカリに出品しまくっているのですが、
今までゴミとして捨てていた小物とか、一見どう考えても利益が出なさそうなものを片っ端から出品してみた結果、
結構いろんなことがわかって勉強になったので、書いてみようと思います。
ちなみに主に売り手側目線の記事です。
いつからメルカリやってたの?
メルカリ自体は、実は結構前からやってました。年数で言えば10年ほどになります。
私の場合、楽器類を売ることが多かったです。
というのも、楽器というのは買うとき高い割に、楽器店だとかなりの安値で買い取られることが大半で、それならば、と高額な機材を出品するために時々使っていました。
ですが、本、CD、お土産のキーホルダーなどの、少額であまり利益が出なさそうだったり、本当に買う人いるのか?と思っていた小物類は、最近出すようになりました。
売ったもののジャンル
楽器類は相変わらず出していますが、他には本、服、オーディオ、CD、キーホルダー、電子機器(パソコンとかkindleとかゲームとか)を売りました。
額は10万オーバーから300円(メルカリで設定できる出品最少額)のものまで様々です。
ちなみに、この記事を書いている現在、全フリマアプリの総取引数は60、総出品点数は20です。メルカリで商売をやる気はないけど、素人がいらない物を売った数としてはそこそこ多い、といったところでしょうか。
わかったこと
結局、売る側がどう思っていようが、結局何が売れるかは売ってみないとわからない、という事実をよりリアルに感じるようになりました。
修学旅行のお土産のキーホルダーとか売れるとは全く思っていませんでしたが売れましたし、
逆にMacBookやkindleのように、買い手が付きやすそうな有名な品物がなかなか売れないことがあったりします(とはいえ、有名商品は値段さえ妥協すればほぼ確実に売れはします)。
就活の時も思いましたが、結局買い手がつくかどうかがすべてなので、やってみないとわからない、結果オーライなところがある世界だと思いました。
あとは買う人>売る人な商品は売れやすくて値崩れもしにくいです。
私がよく売るものでは、本と楽器は今のところ(2021/2/3現在)出している人は少なく、買う人は多い印象があります。
逆に、服やCD、パソコンなどは出品している人が多いので、めちゃくちゃ安値で買い叩かれがちな気がします。服は使用感のないハイブランドなら売れるものの、それ以外は出品されっぱなしで売れ残っているのをよく見かけます。
ちなみにMacBookは高く売れます。メルカリユーザーのみんなはApple信者になるべき。
ではもう少し、売るもののジャンルごとに詳しく、感想&攻略法を書いていこうと思います。
・モノによって客層が結構違う
当たり前かもしれませんが、何を売るかによってメルカリに対する印象は変わる気がします。
例えば楽器やオーディオは買う層が主にオタクですが、服や電子機器に関してはそれほどでもなかったり、といった具合です。
同じ電子機器でも、例えばkindleとPS4では全然客層が違うとか。
単なる憶測ですが、kindleを買う方は比較的年齢層高めなのに対し、PS4の買い手はおそらくほぼ10~20代、という印象があります。
また男女差も結構あるようで、母親も最近メルカリを始めて食器を売っているのですが、ユーザー層が主婦層なのもあってか、値下げ交渉や細かい質問コメントはそこまで多くないようです。
・オタクを相手にするのは大変だが、買う側の時は見習うべき
おそらくどの分野でも、基本的にオタクは細かい状態や性能を気にしがちです。個人的な経験では特にオーディオマニアは顕著でした。
それに比べると楽器は「使えればOK」という人が多かったです。が、使うのに支障が出るような不具合やスペック、製造年代に関する質問は来ます。
結構、こういう細かいやり取りに消耗して、メルカリを使うのをやめてしまう人は多いかもしれません。しかし、こっちがしっかりと説明するなどきちんと対応すれば、買ってくれるケースもまた多いのがオタク、という印象があります。年齢層高め(あくまで印象の話です)の方にも同じ傾向があると思います。
メルカリは売る側の問題が取り沙汰されることが多いアプリです。買う側の極端な値引き交渉やクレームなども確かに問題ですが、転売や違法出品に比べれば大した問題ではありません。そこまで行かずとも、状態が悪いものを状態良好品として出している人はたまにいると思います。
なので、あなたがもし何かを買うためにメルカリを使う場合、自分が気になることは質問しても良いと思います。
明らかに出品情報に嘘を書いている場合は運営が対処してくれますが、写真にない箇所にちょっと傷が入っていた、みたいな相手の評価を下げるほどでもない点でモヤモヤが残るのはもったいない。
売る側としては、ストレートに買ってくれる人はありがたいですが、やはり取引なので、ある程度の緊張感は必要な気もします。
結構、この辺しっかりやると商売の勉強になりますね。
・最高の出品タイミングは金曜夜〜日曜日
ほぼ毎日出品していて思ったのですが、買う側の行動としては、金曜夜にコメントして土曜に買う人が多い、という印象があります。というか金曜夜の閲覧数の伸びは結構すごいです。本などはメルカリで買う人がまだそこまで多くないのですが、金曜の夜に出した本は人気作品でもないのに半分くらい売れてびっくりしました。
逆に意外と売れないのは日曜の夜。下手すると平日以下のリアクションのなさ。まあ日曜夜に買い物する気分になる人は確かに少ないかもしれません、翌日仕事ですし。
総じて、出品するのは夜がいいと思います。特に経験上、夜の8~9時に出すと結構閲覧数が伸びる印象があります。
・本は結構売れる
最近メルカリは「メルカリブックス」というサービスを始めていて、メルカリの売り上げポイントで新品の本が買えるみたいです。
https://www.mercari.com/jp/u/330770608/
ここのデータベースにある本は、出品すると一覧で表示されるので、かなり売れやすいです。
確かに、中古本って古本屋だと店頭で立ち読みされたり、横にある本と並べられて汚れたりするのであまり状態が良くないんですよね。
それに比べれば、1オーナーものは部屋で一度読まれただけならそんなに汚れてなかったりするので、買う側としては結構狙い目かもしれません。
特に、本屋で平積みされているような有名な本は結構高値で売れます。さらに言うなら、ビジネス本は大抵、結構いい値段で売れる傾向があると思います。
具体的には「7つの習慣」「影響力の武器」「金持ち父さん貧乏父さん」あたりは、1000円以上でしたが3日以内に売れました。あと語学の参考書も売れやすいです。
総じて、本は意識が高いものほど売れやすく、値段も付く傾向があります。日頃ビジネス書を読む習慣がある方は、さっさと読み切ってしまってすぐメルカリに出せば、かなり本代を節約できると思います。
ちなみに私はkindle unlimitedも併用して、流行りの本は費用を安く抑えて読むようにしています。
専門書に関しては、そもそも閲覧数が少ないので買われることも少ないです。が、運が良ければ高値でも売れます。
また小説は、流行りのものほど売り手が多くなり、値崩れしがちな印象があります。文庫版が出て競合してしまうのも理由かもしれません。
・小さくて激安なものは普通郵便が安い
CDとかキーホルダーは、300円くらいで出してると売れることがちょくちょくあるのですが、
らくらくメルカリ便(メルカリ公式が自動で送料を売り上げから引いてくれる。便利でお得)だと175円取られるので利益がほぼ出ません。
なので、ポストに入るサイズのものは普通郵便で送るのが結局一番安いようです。(匿名配送は使えません。)
まあ、大した利益にならない割に手間なので、小物をたくさん出している人でなければ正直、やる必要性は薄いですが…コレクションを一気に放出したい、と思っている方であれば、知っておいてもいい知識だと思います。出品点数が多ければ、塵も積もればで結構な額になるので。
まとめ
また記事が長くなってしまった。
たかがメルカリされどメルカリ、もっと長いことやっていればさらにいろいろ気づくことはあるんでしょうが、今わかっていることはこれくらいでしょうか。
個人的にオススメしたいのは本ですね。買う人が多い割に出している人はそんなに多くない気がします。流行りの実用書は特に。
メルカリは出品やメッセージのやりとり、発送手続きなど、日常生活にタスクが入り込んでくるので、躊躇している方も多いと思います。
なので、コロナ禍で外に出れない今、断捨離のついでとしてやってみると良いかもしれません。まあ1000円以下のものとかは、暇でないと労力に合わないので、なおさらですね。
せっかくコロナ禍で家にいる時間が長いので、断捨離がてら、捨てるのが忍びないものは、小遣い稼ぎ程度にメルカリで出品してみてはいかがでしょう?という記事でした。